単独所有(Tenancy of Severalty)と共同所有(Tenants of Common)について教えてください

  • 公開日:2024年05月10日

単独所有(Tenancy of Severalty)と共同所有(Tenants of Common)の場合には、所有権の相続については、日本の単独所有や共有の場合と同様になります。被相続人が、ハワイにおけるマンションを単独所有又は共同所有している場合は、その所有権や持分権の相続については、プロベイトの手続きによって行われることになります。ハワイ州で財産管理人の選任を行い、その財産管理人が裁判所の許可のもとに財産を売却し、又は相続人に相続させることになります。なお、ハワイ州の不動産の相続については、ハワイ州の法律が準拠法となりますが、相続人全員の同意がある場合は法定相続分と異なる相続割合での相続も可能となります。この場合、遺産分割や相続放棄の内容をハワイ州の裁判所に届け出る必要があります。